腎臓外科・泌尿器科はこんな科
こちらのページでは、腎臓外科・泌尿器科とは一体どんな科なのか?その実態について紹介します。
I.手術数と症例が多い
内科や外科と比べると医師数は少ないですが、ドクター数が少ないという点では、若いうちからさまざまな現場で多くの経験を積める機会に恵まれるため、ドクターとしてのアドバンテージになるでしょう。
手術症例の領域も広く、特に大学病院では多彩な臨床現場に携わることができます。
II.最先端の手術をいち早く実践
これからの医療の可能性と未来を担う「ロボット手術」導入の先駆けが、泌尿器科だとご存知の方も多いはず。
大分大学医学部附属病院では、腎臓外科・泌尿器科において、九州で最も早く国産手術支援ロボット“hinotori”を用いた手術を行いました。また、最も多くのロボット手術を行っているのが腎臓外科・泌尿器科です。
III.研究や内科的要素も担っています
手術や処置等の外科的分野に着目されがちですが、そこに至るまでとケアの部分である内科的要素まで一手に担うのが、腎臓外科・泌尿器科の大きな特徴です。
外科・内科的要素のいずれも専門性が高いので、他科の代替が効きにくい領域なのです。
また、研究については前立腺がん、腎がん、外尿道括約筋を中心に数多くの研究報告を行っています。
IV.当科では腎移植も行います
当科では、腎臓移植を行っています。移植という特殊な手術を経験できるだけでなく、術前術後ケアを一手に担うため、患者さんとご家族の信頼を得ながらやりがいを感じられるドクターを目指せます。
V.将来の安定性
日本はまさに超高齢社会に突入しています。腎泌尿器に関連する疾患はその多くが高齢者に見られます。また、食生活の欧米化や生活リズム・サイクルの変化に伴って、泌尿器系の病気になりやすい世の中になっていることは否めません。今後さらに、ニーズの増加が予想され、そこで専門性あるドクターとして活躍できる将来像を描きやすい科といえます。
VI.性別問わず幅広い症例を扱っています
腎臓外科・泌尿器科で扱うのは前立腺がんもあり、男性患者さんが多いのは事実です。
しかしながら、腎臓や膀胱の悪性腫瘍や尿路結石、尿路感染症は女性にもみられますし、骨盤臓器脱などの女性特有の疾患もあります。また、先天性疾患もあり、小児の診療も行っています。
実は、腎臓外科・泌尿器科は性別を問わず小児から高齢まで幅広い患者さんの診療にあたっています。
VII.診断から治療、経過フォローまで一貫して一人の患者さんを診療します
腎臓外科・泌尿器科では外来診療から治療、場合によっては手術を行い、経過観察、通院フォローまで一人の患者さんの全てを診ます。
手術計画に基づいてオペを行ったり、抗がん剤などの薬物治療を施したりします。
薬物治療には免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬など新規の薬剤もあり、カンファレンスで治療方針を決定したり、放射治療の必要な場合は放射線科の先生と連携をして治療方針を決定します。
なぜ腎臓外科・泌尿器科を選んだのか
- 医局の雰囲気が良さそうだったから
- 命に係わる診療科が良いと考えたから
- 大分大学の腎臓外科・泌尿器科は透析や移植など幅広い分野を手がけているから。
- 診断→治療(手術)→治療後フォローの一連の流れを卒後早い段階から1人で 担うことが出来る
- 腎がんや腎臓の病態生理に興味があったため
- メジャー外科に近い魅力を感じたから。需要の割に泌尿器科医が少なくチャンスが多いと思ったから。
- 医局の雰囲気、扱う分野の広さ、腹腔鏡手術(先端治療)のエキスパートの先生がいたこと
- 医局の雰囲気、学問の幅広さ、やり甲斐
100%の先生が「やりがいを感じている」!!
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